2022年6月7日、「タイム100」サミットで米タイム誌の記者に対し質問を答える谷愛凌選手。(Jemal Countess/Getty Images for TIME)

谷愛凌、「米国の五輪招致大使務める」中国SNSで物議

米国生まれで、今年2月の北京冬季オリンピックで中国代表として出場したフリースタイルスキー女子の谷愛凌(アイリーン・グー)選手はこのほど、米メディアに対し、ユタ州ソルトレークシティーの2030年または2034年の冬季五輪招致アンバサダーを務める予定だと述べた。中国SNS上で物議を醸した。

谷選手は7日、米タイム誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人(タイム100)」の関連イベントでメディアに明かした。同選手は北京冬季五輪に中国代表として出場したことについて「後悔していない」と話した。北京冬季五輪で金メダル2個と銀メダル1個を獲得した。

いっぽう、ソルトレークシティー五輪招致委員会のスポークスマン、トム・ケリー(Tom Kelly)氏は米AP通信の取材に応じ、谷選手は「アスリート代表として」招致に参加しているとした。ただ、谷選手に「正確な肩書き」を与えていないと述べた。

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