アングル:住宅購入ためらう中国の若者、経済急減速で不安高まる
[香港/北京 6日 ロイター] – 中国南東部の仏山市で2年間も物件を探していたボラー・イップさん(32)は、新築マイホーム購入の夢をいったん棚上げした。中国経済が急減速している今、大きな買い物をすることに不安を感じたからだ。
政府機関などイップさんが所有するメディアスタジオの顧客は今、広告予算の削減に乗り出している。「ニュースを読めば読むほど心配が募る。中国の経済、不動産市場、新型コロナウイルスのパンデミックに関するあらゆる情報のうち、明るい話はほとんど出てこない」と話す。
銀行は住宅ローン金利を引き下げている。それでもイップさんは、娘の学校に近い場所に家を買って引っ越す計画を見送る決断を下した。
関連記事
米中首脳が4月に会談を予定する中、米国駐中国大使のデービッド・パデュー氏は、中国共産党(中共)が輸出許可と引き換えに外資系企業に機微な商業情報の提供を求めていると公に批判した
住宅、雇用、消費という「三重の重圧」に押しつぶされ、多くの上海市民が苦境にあえいでいる
中国がASMLの元技術者を雇いEUV露光装置を模倣したが、核心となる独ツァイスの光学技術を再現できず、ハイエンドチップ製造は困難との見方がある。独自開発を誇示する中国と冷ややかな欧州メディアの対立を追う
中共当局が発表した統計によると、青年層の失業率が低下したとされている。しかし、市民の証言によると、実際の失業率は政府発表の水準をはるかに上回っているという
社会保障制度の拡充は、中国の消費を動かす鍵となるか? おそらくそうだが、それは容易な道ではない