訪日のリトアニア外相、ウクライナ侵略の飛び火に懸念 「侵略者には厳しい態度で」
訪日中のランズベルギス・リトアニア外相は6日、松野博一内閣官房長官や鈴木貴子外務副大臣らと会談した。ロシアのウクライナ侵略と、それに対する世界各国の反応は「他の悪意のある国々が細かく監視し分析している」と述べ、「侵略者には厳しい態度で望まなければ他国が模倣するのは時間の問題だ」と危機意識をあらわにした。
リトアニア外務省発表の文書によれば、ランズベルギス氏は「今日の犠牲者はウクライナであり、明日は台湾である可能性がある。日本では明確なことだろう」と強調した。鈴木氏との会談では、双方はヨーロッパとインド太平洋地域の安全保障が「不可分」であるとの見解を共有した。
両者は欧州のみならずインド太平洋地域情勢についても議論し、中国を念頭にしたリトアニアに対する経済的威圧についても連携していくとした。同国は台湾代表事務所の設置をめぐり中国から輸出入制限などの外交圧力を受けている。
関連記事
米国のベッセント財務長官が来日し、高市首相や閣僚らと会談。トランプ大統領の訪中を前に、重要鉱物の確保や最新AI、イラン情勢への対応など、中国を念頭に置いた日米の経済・安全保障政策のすり合わせが行われた
G7はレアアースおよび加工工程における中国の支配を打破する必要性で一致したが、専門家は欧米の能力再建には数年を要すると指摘している
米FBIのパテル長官は原和也内閣情報官と会談し、高市政権が進める「国家情報局」新設への歓迎と連携強化を表明した。サイバー防衛や防諜、テロ対策の分野で日本を全面的に支援し、日米の情報連携をさらに強固にする姿勢を示している
グラス駐日米大使が、高市政権の外交を「安倍氏の遺産を発展させたもの」と絶賛。提唱から10年を迎えた「自由で開かれたインド太平洋」構想を軸に、日米同盟の深化と中国への抑止力強化が進む現状を解説
日本と南アフリカの外相会談が行われ、両国が連携する重要鉱物のサプライチェーン強化や、エネルギー分野の脱炭素化、世界の平和に向けた協力など、両国のパートナーシップが強化された