「内定先なければ卒業証書を与えない」深刻な就職難に中国の大学が苦肉の策
各業界への規制強化や都市封鎖など厳しい「ゼロコロナ」政策が続く中国は、夏の卒業シーズン(6~7月)を迎えている。一部の大学が就職先がまだ決まらない大学4年生に卒業証書を授与しないことが問題視されている。
中国メディア「財新網」7日付は、今年の大卒者の就職難は一段と厳しく、就職率を維持するという大学側の圧力もさらに強まったと指摘した。
3月初め、河南省のある大学生は財新網に「内定通知書を大学に提出しなければ、卒業証書を与えないという通知を大学側から受け取った」と話した。学生によると、非正規や期間工なども、大学側は「就職先が決まった」と見なしている。
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