2022年5月21日、シドニー郊外のマリックビルの投票所で、オーストラリア総選挙中の野党労働党のアンソニー・アルバネーゼ党首(右)が、パートナーのジョディ・ヘイドン氏(左)に見守られながら支持者に出迎えられる。(写真:Wendell Teodoro / AFP)(Photo by WENDELL TEODORO/AFP via Getty Images)

豪総選挙に出馬の中国系新人、中国統一戦線機関で要職の経験も

オーストラリア総選挙に立候補した中国系新人、李復新氏は、過去10年間に中国の複数の統一戦線組織で要職に就き、中国政府の海外プロパガンダに関与していたことが判明し、物議を醸している。豪メディアが報じた。

統一戦線組織とは、国内外でプロパガンダを担う中国共産党組織である。オーストラリア放送協会(ABC)は16日、李氏が過去10年間に中国の少なくとも6つの省の統一戦線系政府機関で要職を歴任し、中国当局と密接な関係にあると報じた。

李氏は1990年代にメルボルンのモナシュ大学で教育学の博士号を取得し、2003年にキャンベラに豪現代中国語学校(ASCC)を設立した。

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