「緑」が贅沢品に、長期の干ばつでチリ首都の景観一変
[サンティアゴ 26日 ロイター] – チリの首都サンティアゴ。この街では、芝生が貴重な贅沢品になりつつある。10年にわたって干ばつが続き、市当局が水の使用を制限する緊急措置を導入せざるをえなくなったからだ。当局や造園業者は、青々と葉を茂らせる植物を乾燥に強い品種に植え替えている。
アンデス山系に位置し、銅と食料の一大産地であるチリは、今年で13年目という長期の干ばつに見舞われている。そして、約600万人が暮らすサンティアゴの変貌は、乾燥化と気候変動に適応せざるをえない現状を浮き彫りにしている。
市内の高所得層向け地区で緑地管理部門を担当するバレンシア・ベガ氏は、「サンティアゴで行われている造園作業は、何年も前に地中海性気候に合わせて組み立てたものだ。今では半砂漠気候だ。かつてのように水を無駄づかいすることはできない」と、説明する。
関連記事
米加貿易交渉の決裂背景にある、メキシコ・カナダを経由した中国製品の「大規模な積み替え貿易(関税逃れ)」の実態を論評。USMCAの優遇措置を悪用する問題点と、北米3か国が直面する現実的な選択肢を解説します
カナダと米国の対立背景にある「経済安全保障」の課題を解説。米市場へのアクセス維持と中国への依存回避という板挟みのなか、CUSMA交渉でカナダが直面する主権と強靭な戦略的バランスの必要性に迫る論評
トランプ米政権の発足以降、治安悪化やインフレへの不満を背景にラテンアメリカで右派政権への転換が加速。「ドンロー・ドクトリン」のもと米国が介入を強める中、保守化が進む中南米の政治情勢と課題を分析します
パナマ運河で水不足が深刻化し、9月4日から通航船舶数を制限する。米国湾岸から日本への原油輸送にも、遅延や通航料上昇の影響が出る恐れがある
コロンビアのM7.4地震で、死者が254人に上り、5千棟を超える建物が損壊した。当局は、死者数が今後さらに増える見通しだと警告