ルネサンスは 神と人類文明 どちらを称えているのか?(中)
芸術の進歩の軌跡は各時代の作品から発見できます。イタリア北部で、人物をきわめて正確に表現している作品を発見しました。早くも1220年頃から、ドイツのバンベルク大聖堂の中の「バンベルクの騎士」という彫刻は、実物大で、人体や馬の対比バランスも正確で、騎士が着ている服の彫刻も巧みで、馬の筋肉の様子も力強く表現されています。
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「最後の審判」の壁画は、雲の上に立っているイエス・キリストを中心に描かれています。キリストは若く、容姿端麗で力強く右の手を上げ、大公無私で優れた正義感を以って判決を下します。善人を天国に導き福報が得られるようにします。左の掌で、邪悪を阻止し、罪人を地獄に沈めるように下へ押さえています。悪人には悪の報いがあります。キリストの掲げた右手は、この世のすべてのものを一瞬にして最終的な判決を下し、すべてに決着をつけるかのようです。 この荘厳な建造物には、無限の慈悲と威厳が顕わされおり、人々は神の偉大さと
数世代にわたるメディチ家の貴重なコレクションには15世紀から18世紀までの絵画や骨董品、異国の珍しい品物、彫刻 […]