宗教の自由侵害した中国当局者に制裁求める=米国際宗教自由委員会
米政府系機関・米国際宗教自由委員会(USCIRF)は25日、27カ国を対象とした2022年度年次報告書を発表した。中国の「信教の自由」の状況は悪化したと結論づけ、法輪功学習者やチベット仏教徒などへの人権弾圧を非難した。米国政府に対しては引き続き中国を「特別懸念国」に指定するよう呼びかけた。
報告書は、中国共産党は宗教団体に対して強引な同化政策を実施し、同党の「イデオロギーを強要している」と指摘した。その上で中国共産党中央委員会の「統一戦線工作部」直轄の下部組織などは新たな法律措置を発表し、宗教団体学校やオンライン上の宗教コンテンツを制限していると述べた。さらに法輪功やキリスト教などを特別指定して安全保障の名目から弾圧していると明記した。
新疆ウイグル自治区での迫害について、中国共産党は引き続きウイグル人を恣意的に投獄し、身体的・心理的拷問や性的暴力、強制不妊手術を行なっていると非難した。さらに、中国当局は88万人ものイスラム教徒の子どもを親から引き離し、同自治区の重要な宗教・文化施設を破壊したと述べた。
関連記事
米財務省当局者は、中国共産党(中共)の資金洗浄ネットワークなど、国家安全保障上のリスクの軽減と報告をバンク・オブ・アメリカが怠ったと説明した。
米国とオーストラリアが共同開発する極超音速巡航ミサイルHACMが初の試験投下を実施。スクラムジェットの仕組みや開発遅延、コスト、中共のA2/AD戦略への対抗手段としての役割を解説する
米当局が民主党のイルハン・オマル下院議員の自宅を家宅捜索。刑事捜査の詳細は明らかにされていない。オマル氏は「政治的威圧」だと反発。捜索の背景に何があるのか
米連邦地裁は、司法省が各州の有権者名簿を移民データベースと照合して非市民を割り出す試みに法的権限はないとの判断を下した。有権者管理は州の権限であり、長年の保護法を踏みにじることはできないと司法省を戒めた
米連邦政府は、サプレッサー(消音器)や短銃身銃器に対する事前の承認・登録規則の執行停止を発表した。税制変更に伴う連邦地裁の違憲判断を受けた措置で、90年以上続いた規制の大きな転換点となる