3月のロシアへの中国アルミナ輸出が急増、前年同月の90倍超
[北京 20日 ロイター] – 中国の3月のロシアへのアルミナ輸出が前年同月の90倍以上に急増したことが税関総署のデータで20日分かった。ウクライナ侵攻に伴う制裁で、ロシアが従来の調達先の一部から供給を受けられなくなったことが要因とみられる。
3月に中国からロシアに輸出されたアルミナは9949トン。前年同月は104.5トンだった。
3月のアルミナ総輸出量は前年比180%増の1万2955トンだった。
関連記事
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
中共が誇示してきた「一帯一路」は行き詰まりを見せており、世界の少なくとも14か国で労働者への賃金未払いが発生していると指摘されている。
キヤノンは、中国・広東省中山市にあるプリンター工場を事実上閉鎖した。日中関係が急速に冷え込む中、同工場の生産停止は中国からの生産移転と戦略的撤退の象徴として受け止められている
中国経済の悪化が続く中、多くの若者が失業や低賃金に苦しみ、親の援助に頼って生活している
かつては国際資本の非常に人気のある投資先であった中国市場は、現在では高リスクの環境とみなされている。