台湾の通商協議担当高官は18日、米通商代表部(USTR)のタイ代表(写真)と協議した際、バイデン米政権が進めるインド太平洋経済枠組み(IPEF)に台湾も参加できるよう要請した。3月31日、ワシントンで撮影(2022年 ロイター/Jonathan Ernst)

米が進めるインド太平洋の新経済枠組み、台湾が参加希望を再表明

[台北 19日 ロイター] – 台湾の通商協議担当高官は18日、米通商代表部(USTR)のタイ代表と協議した際、バイデン米政権が進めるインド太平洋経済枠組み(IPEF)に台湾も参加できるよう要請した。

米政権は、インド太平洋地域で経済・軍事的影響力を強める中国に対抗するためIPEFの準備を急いでいる。台湾はこの枠組みに正式に参加することを望んでいる。

一方、タイ代表は先月の米上院での証言で台湾のIPEF参加について明言を避けている。これを受けて一部議員から批判の声が上がった。

台湾の通商交渉を担当するトウ振中氏は18日のタイ氏とのオンライン会議で、IPEFへの参加を望んでいると改めて伝えた。通商交渉部門の高官がロイターに明らかにした。

一方、USTRは声明を発表し、双方の貿易の発展などについて協議したとしているが、IPEFには言及していない。

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