2014年11月28日、コートジボワール海軍のパトロール隊に止められ、西アフリカの同国沿岸で違法な漁を行ったとして、アビジャン港に停泊中の中国のトロール船。AFP PHOTO /ISSOUF SANOGO (Photo credit should read ISSOUF SANOGO/AFP via Getty Images)(写真:ISSOUF SANOGO/AFP via Getty Images

中国遠洋漁船団 西アフリカで乱獲=英NGO

英国の非政府組織(NGO)、環境正義財団(EJF)の最新調査レポートは、違法漁業を繰り返す中国漁船が、西アフリカの漁業資源を枯渇させていると報告した。

4月初旬に発表された同レポートによると、ガーナの大型トロール船の約90%は中国企業の所有だが、合弁会社、ペーパーカンパニーなどの手法でガーナ人名義の会社として登録し、違法・無報告・無規制の操業を繰り返している。

EJFによると、中国の遠洋漁船団は年間、西アフリカ海域で200万トン以上の魚を獲り、中国の遠洋漁業全体の約50%を占め、商品価値は約50億米ドル(約6250億円)を超える。

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【大紀元日本11月28日】ロイター通信の報道によると、西アフリカのコートジボアールの海軍が現地時間26日、同国領海内で違法操業する中国漁船2隻を拿捕した。船上には計15人の中国籍船員がいたという。 「
アフリカに進出を拡大する中国当局は3月中旬、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS、加盟国15カ国)との間で、同共同体に対して3160万ドル(約33億4960万円)規模の資金援助を行う覚書を交わした。資金は、ナイジェリア首都アブジャでECOWAS新本部建設に充てられる。
西アフリカに位置する自然豊かな国ガンビアは、4年前に建てられた中国企業の魚加工工場による汚染物質排出で公害が確認されている。汚染物質のために浜辺には大量の死んだ魚が打ち上げられ、河川は赤く変色した。人が泳げば皮膚にかゆみをもたらすという。
米ワシントンに複数の国際学者と専門家が集まり、中国共産党の広範囲経済圏構想「一帯一路」が、地球の海洋生態環境に与える影響について議論した。このなかで、世界でも漁業に巨額補助を出す中国が、自国の漁業経済に有利な国際ルールを形成しているとの問題が指摘された。
[ヨハネスブルグ/香港 4日 ロイター] - 中国の産金各社が、なじみの薄かった西アフリカと南米で買収攻勢を掛け、ライバル勢よりも高い価格を提示して資産を買い漁っている。これまで買収の舞台になっていたオーストラリアなどの国々が中国企業に厳しい姿勢に転じたからだ。 リフィニティブのデータによると、中国の海外での鉱業部門の合併・買収は2020年に全体では減少した。しかし産金セクターは、金価格高騰で