失われた古代の図書館(2)アレクサンドリアの大図書館 周王朝の国立図書館
エジプトのアレクサンドリアは古代地中海世界で最も繁栄した都市のひとつでした。アレクサンドロス大王の死後、エジプトを支配したプトレマイオス朝の君主はアレクサンドリアを学術の中心地にしようと考え、大図書館の建造を始めました。
オリエントの神秘的な色合いを持つアレクサンドリアの大図書館は当時最も多い蔵書量を誇り、最盛期には50万点以上のパピルス紙でできた巻物を保有していました。文学、歴史、法律、数学、自然科学など、そのジャンルも多岐にわたります。
プトレマイオス朝の王たちはまた、30人から50人のお抱えの学者を雇い、アレクサンドリアの大図書館で研究に従事させました。「幾何学の父」と称されるアルキメデス、地球の周囲の長さを計算した地理学者のエラトステネス、地動説を最初に唱えた天文学者アリスタルコスなど、古代オリエントで最も著名な学者たちの多くは図書館で働いていました。
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