山東省の大学、極端な防疫対策に抗議の学生を除籍
当局の行きすぎた防疫政策を批判した山東省煙台市の大学院生は大学から除籍処分を受けた。
同市にある魯東大学修士課程に在籍する孫健さんは先月27日、キャンパスの閉鎖と全員を対象とするPCR検査に反対する看板を掲げ、キャンパス内を練り歩いた。
孫さんはまもなく駆けつけてきた教師らに取り抑えられ、公安当局に連行された。大学側は「国と政府、大学の防疫対策を批判する不当な言論」を理由に、孫さんに除籍処分を下した。各種SNSアカウントも封鎖され、地元警察が彼の動きを監視しているという。
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