ウクライナ民間人の車列に攻撃、独仏ロ会談は成果なし
[リビウ 12日 ロイター] – ウクライナ当局によると、同国のキエフ付近の村から避難する民間人を乗せた車列をロシアが攻撃し、子ども1人を含む7人が死亡した。
車列はロシアと合意した避難ルートを通ってはいなかったという。
ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、ロシアが新たな部隊を投入していると語った。また、ウクライナ軍の死者が約1300人にのぼっているとし、西側諸国に和平交渉へのさらなる関与を求めた。
ゼレンスキー大統領はショルツ独首相とマクロン仏大統領と会談。両首脳はその後ロシアのプーチン大統領とも電話会談し、直ちに停戦を命じるよう促した。
ロシア大統領府は、75分の会談では停戦への言及はなかったと発表。フランス大統領府の高官は、「プーチン大統領には戦いを終わらせる意志はみられなかった」と述べた。
ゼレンスキー大統領はイスラエルのベネット首相とも停戦協議の見通しについて会談したが、外交努力はこれまでのところ実を結んでいない。
米国は小火器や対戦車・対空兵器など最大で2億ドル規模の追加のウクライナ支援を行うと発表した。
ウクライナ当局によると、12日は各地からの人道回廊を使っての避難がロシア軍の砲撃で中断された。ウクライナのヴェレシチューク副首相は、12日の避難者は約1万3000人と発表した。前日の2倍だがそれ以前の2日間よりははるかに少ない水準にとどまっている。
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