3月10日、英政府は、7人のオリガルヒ(ロシア新興財閥)幹部らの資産を凍結したと発表した。写真は制裁対象となったロマン・アブラモビッチ氏。2019年12月撮影(2022年 ロイター/Dylan Martinez )

英、ロスネフチCEOら新興財閥幹部の資産凍結

[ロンドン 10日 ロイター] – 英政府は10日、ロシア石油大手ロスネフチのイーゴリ・セチン最高経営責任者(CEO)ら7人のオリガルヒ(新興財閥)幹部らの資産を凍結したと発表した。

サッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシーのオーナー、ロマン・アブラモビッチ氏も制裁の対象となった。

ロシアのプーチン大統領との関係により制裁リストに加えられたとし、純資産は合計で150億ポンド(197億4000万ドル)になると説明した。

ジョンソン首相は「プーチンのウクライナに対する卑劣な攻撃を支持した者に安全な逃げ場はない」と述べた。

このほかロシアのエネルギー大手ガスプロムのアレクセイ・ミラーCEOや国営パイプライン会社トランスネフチのニコライ・トカレフ社長らが制裁対象となった。

関連記事
オースティン米国防長官はウクライナのウメロフ国防相と電話会談を行い、米国のウクライナに対する揺るぎない支援を再表明した。米国防総省が23日に明らかにした。
ウクライナ政府は22日、200億ドルの外貨建て国債の再編について、民間債権者グループと基本合意に達したと発表した。
米共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領は19日、ウクライナのゼレンスキー大統領と同日に「非常に良い」電話会談を行ったと、自らの交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で明らかにした。
ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、英国のスターマー首相の招待で同国の閣議に出席した。外国の首脳が英国の閣議に出席するのは異例。
ドイツが来年、ウクライナへの軍事援助を半減させることが分かった。