有効策を適切に検討、対応したい=米のロシア産原油禁輸で官房長官

[東京 9日 ロイター] – 松野博一官房長官は9日午前の会見で、バイデン米政権がロシアに対する経済制裁としてロシア産の原油などの輸入を禁止したことを受け、今後の状況を踏まえつつ、主要7カ国(G7)をはじめとする国際社会と連携し、有効と考えられる取り組みを適切に検討、対応していきたいと述べた。

バイデン大統領は8日、ロシア産の原油や天然ガス、石炭の輸入を禁止すると表明。英国のジョンソン首相は、ロシアからの原油と石油製品の輸入を段階的に削減し、2022年末までに完全に停止すると発表した。

松野長官は、米英の動きは承知しているとしつつ、「米国や英国などの有志国とは日頃からさまざまなやりとりを行っているが、外交上のやりとりについて答えることは控えたいと述べた。

松野長官は、韓国大統領選について他国の内政についてのコメントは差し控えるとしつつも、「重要な隣国である韓国の次期大統領を決める選挙であり、注目している」と述べた。その上で、今後の日韓首脳会談の予定は決まっていないが、日韓関係を健全な関係に戻すべく、日本の一貫した立場に基づき、韓国側に適切な対応を求めていくと語った。

*内容を追加しました。

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