3月7日、米国のブリンケン国務長官とイスラエルのラピド外相は7日、ラトビアの首都・リガで会談し、ロシアとウクライナの停戦に向けたイスラエルの外交的取り組みについて議論した。代表撮影(2022年 ロイター)

米国務長官とイスラエル外相が会談、ウクライナやイラン核協議議論

リガ 7日 ロイター] – 米国のブリンケン国務長官とイスラエルのラピド外相は7日、ラトビアの首都・リガで会談し、ロシアとウクライナの停戦に向けたイスラエルの外交的取り組みについて議論した。

ラピド氏は会談前に行われた会見で、イランの核合意再建に向けた協議についても議論すると述べた。

今回の会談は、イスラエルのベネット首相が先週、ウクライナのゼレンスキー大統領の要請を受けてモスクワでロシアのプーチン大統領と会談を行ったことを受けて実施された。

ラピド氏は、この戦争を止めなければならない、ということを明確にし、それを確実に実現する世界的な取り組みにイスラエルも連携していると述べ「戦争を止める方法は交渉することだ」と強調した。

さらに、ブリンケン氏との会談は「世界秩序が変わりつつある」時に行われていると指摘し、ウクライナでの戦争と核協議に言及した。

ブリンケン氏は、戦争を終わらせる余地があるかどうかを確認する同盟国の努力を米国は感謝していると述べ、いかなる解決策もウクライナの独立と領土の一体性を確実にしなければならないと強調した。

関連記事
NATOのルッテ事務総長は28日、ロシアに派兵された北朝鮮軍部隊がロシア・クルスク地域に配備されたことを確認したと明らかにした。米国防総省は、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国はウクライナによる米兵器の使用に新たな制限を課さないと発表した。
日米韓3カ国の安全保障担当官は25日、ワシントンで協議を行い、北朝鮮がロシアに派遣した兵士がウクライナの戦線に投入される可能性について「重大な懸念」を表明した。米ホワイトハウスが発表した。
次期大統領を争う共和党のトランプ候補と民主党のハリス候補は、ウクライナ戦争の出口戦略およびロシアとの交渉姿勢において対極的な態度をとっている。
ロイターの報道によると、ロシアは中国に秘密裏に武器プロジェクトを設立し、ウクライナ戦争を支援するための攻撃型無人機の開発と生産を行っている
オースティン米国防長官はウクライナのウメロフ国防相と電話会談を行い、米国のウクライナに対する揺るぎない支援を再表明した。米国防総省が23日に明らかにした。