岸田文雄首相は2日の参院予算委員会で、国際送金・決済システムのSWIFTからのロシア排除について欧州と調整しており、制裁効果を確認した上で必要であれば追加策も検討する考えを表明した。資料写真、2021年10月、代表撮影(2022年 ロイター)

ロシアのSWIFT排除で欧州と調整、必要なら追加制裁=岸田首相

[東京 2日 ロイター] – 岸田文雄首相は2日の参院予算委員会で、国際送金・決済システムのSWIFT(国際銀行間通信協会)からのロシア排除について欧州と調整しており、制裁効果を確認した上で必要であれば追加策も検討する考えを表明した。杉尾秀哉委員(立民)への答弁。

杉尾氏は、ロシアの銀行をSWIFTから排除しても、中国経由、フィンテック利用などの決済手段があり制裁手段として不十分でないかと指摘した。岸田首相は、SWIFTから排除する対象銀行について欧州諸国と緊密に連絡を取り調整していると説明。「制裁措置を確定し、その効果を確認し、金融分野でさらに加えることがないか、国際社会と連携しながら検討する」と述べた。

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