「降伏しても人命救われない」ウクライナの学者、投降論を一蹴=参議院参考人意見陳述
参議院外交防衛委員会は29日、ウクライナの状況について参考人3名を招き意見陳述、質疑を行った。参考人の一人である国際政治学者グレンコ・アンドリー氏は、ロシアがウクライナの完全支配を目指している以上「降伏したとしても人命は救われない」と述べた。日本の一部メディア出演者が「降伏するべきだ」と主張していることについて和田政宗議員の質問に答えた。
アンドリー氏は、ロシア側はすでに刑法や裁判といった法的手続きなくウクライナの人々に対する殺害が行われているとした。「いまは占領地でしか殺戮はないが、降伏すれば全土で殺戮が起きるかもしれない。だから降伏は人命救助には繋がらない」との考えを示した。
英エコノミスト誌は27日、ロシア軍に拉致されたとみられるウクライナの複数の市長のうち、数人が殺害されたと報じた。ウクライナのゼレンスキー大統領の話を引用している。ウクライナ政府によると、ロシア侵攻後は少なくとも各地の市長14人が拉致されているという。
関連記事
ロシアによるウクライナ侵略から4年を迎え、高市総理は有志連合首脳会合に書面メッセージを発出した。力による現状変更を非難し、総額約200億ドルの支援や対露制裁の継続など、揺るぎない連帯を強調した
防衛省が2026年2月16日時点として公表した最新資料をもとに、ウクライナ情勢の現状と今後の展望を解説
イーロン・マスク氏が闇市場のスターリンク端末を停止。ロシア軍が衛星通信を失い、クピャンスクなど前線で攻撃中断。紙の地図や伝令に頼る事態に。ウクライナ国防省顧問がTelegramで明かす
スイス・ダボスでトランプ米大統領とゼレンスキー氏が会談。トランプ氏は「戦争は終わらせねばならない」「合意は近い」と強調し楽観。ゼレンスキー氏も成果を評価
プーチン大統領、クレムリンで米特使ウィトコフ氏とトランプ氏娘婿クシュナー氏らと会談。ウクライナ戦争終結へ領土問題・NATO加盟協議。トランプ氏の和平推進が鍵