2月24日、ウクライナ大統領顧問は会見で、同国がミサイル攻撃の第2波に見舞われていると述べた。キエフで路上に落下したミサイルの残骸を調査する警官(2022年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

ウクライナ人、中国SNSで戦争情報を発信 「これも闘いの一部」

ロシアによるウクライナ侵攻開始から1カ月経った今なお、中国官製メディアとSNS上ではロシア支持の記事は主流を占めている。こうしたプロパガンダを打ち破るため、中国語を話せるウクライナ人は、中国語に翻訳した死亡者数や現地の状況など戦争の最新情報を、SNSや動画サイトに積極的に投稿している。

ウクライナのインフルエンサー、Mashaさんはその1人だ。彼女は流暢な中国語で、故郷である東部ドネツク州コンスタンチノフカの状況を伝える動画を投稿している。

「パンは足りないし、どの銀行にも現金がない…..現金がなければ食料も買えない。この町は静かに死んでいくようだ」と彼女は訴えた。

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