ウールセーターを含め、セーターは洗濯機で洗えます。(Shutterstock)

ウールセーターも洗濯機に投入!型崩れしない洗濯のコツ4つ

セーター型崩れを防ぐために、多くの人は手洗いをしようとしますが、セーターは水を吸うと重くなり、洗い上げるのは非常に難しいものです。実は、ウールのセーターも含めて、セーターはいくつかのポイントをマスターすれば、洗濯機で洗うことができるのです。

セーターはなぜ洗濯すると型崩れを起こすのでしょうか?それは主に乾燥の仕方に関係します

セーターは、洗濯すると大きくなったり縮んだりする可能性が高いです。専門家の陳安祺さんによると、セーターが型崩れするのはいくつかの共通の原因があるといいます。

1. 洗濯機で洗うときにセーターをランドリーバッグに入れない、手洗いで強くこする。

2. ウールセーターの洗濯にアルカリ性洗剤を使用する。

3. 洗濯水の温度が高すぎたり、乾燥温度が高すぎたり、時間が長すぎたりすると、セーターが縮みます。乾燥できないセーターもありますので、まず洗濯表示を参照することをお勧めします。乾燥できるセーターは、ほとんどが低温になります。

4. 型崩れを起こす最も多い要因としてセーターを乾燥・保管する際、ハンガーにかけるといった事が上げられます。肩の型崩れを防ぐためのハンガーもありますが、セーター自体に重量があるため、長く吊るしておくと型崩れしてしまいます。

セーターは、簡単に言えば、ウールを含むものと、化学繊維だけでできたものに分けられます。純毛やウール混紡のセーターは、間違った方法で洗うと縮みます。アクリルやポリエステルなどの化学繊維を使用したセーターは、間違った方法で洗うと大きくなることがあります。

セーターを型崩れから救う方法はひとつ。ぬるま湯にヘアローションを入れてよく混ぜ、セーターを入れて15分ほど浸けておくことです。セーターをぬるま湯で洗い、タオルの上に置き、押して乾かします。最後に、スチームアイロンをセーターから少し離して持ち、スチームでセーターを温めながら、もう片方の手で引っ張って形を整えていきます。

ウール入りのセーターは、この処理で多少は回復しますが、「元の形には戻せない」と陳安祺さんは言います。一方、化学繊維のセーターも、大きくなると元のサイズに戻すのが難しいという欠点があります。

ウールセーターを洗濯機におまかせする4つのコツ

セーターは手洗いしたほうがいいのでしょうか?それとも、洗濯機を使ったほうがいいのでしょうか? 手洗いもいいのですが、洗剤が残りやすく、時間が経つと黄ばんでしまうことがあります。

 

セーターを洗濯機で洗う方法

 

1.セーターは別洗いし、ランドリーバッグを使用する。

セーターは、セーター以外の衣類と混ぜずに別々に洗うと、互いの毛や繊維がお互いに染まるという問題を避けることができます。また、少ない衣類を一緒に洗うことで、摩擦が減り、毛玉ができにくくなります。

セーターを洗濯機に入れるときは、洗濯中に引っ張られて型崩れするのを防ぐため、洗濯袋に入れてください。

2.中性洗剤を使用する

ウールのセーターを歪ませないためには、「洗剤がとても重要です」と陳安祺さんは強調します。間違った洗剤を使うと縮むことがあるので、必ず中性洗剤を使用してください。

繊維製のセーターには、中性または普通のアルカリ性洗剤が使用できます。ただし、明るい色のセーターは要注意です。これらのセーターにアルカリ性洗剤を頻繁に使用すると、時間が経つにつれて色がくすんできます。色の影響が気になる場合は、中性洗剤を使用してください。

 

ウールのセーターを洗う時は必ず中性洗剤を使ってください。(Shutterstock)

3.洗濯機を「ソフト洗浄」「温水洗浄」に設定する。

ソフト洗浄モードは、衣類を傷めず、やさしく洗えます。

セーターを洗うときは、水温が低すぎたり高すぎたりしないように注意しましょう。冬にセーターを洗う場合は、洗濯機の「温水コース」を使用してください。「温水コース」がない場合は、自分で30度前後のぬるま湯を注いでください。

4.脱水後、平らにして乾燥させます。

洗濯機で脱水したセーターは、吊り下げによる歪みを防ぐため、乾燥ネットの上に平らに寝かせます。

干すのは日の当たらない場所に吊るすのが基本です。「化学繊維もウールも、日光による変色や劣化が怖いのです」と陳安祺さんは説明します。そのため、セーターは日陰で乾燥させる必要があります。

 

セーターを手洗いするときは、強くこすらないようにしましょう。(Shutterstock)

手洗いする場合は、セーターが型崩れしないように、ぬるま湯、中性洗剤、強い摩擦を避けるという原則を守ってください。

手洗い過程

1. 洗面器に約30℃のぬるま湯をはり、中性洗剤を入れる。セーターを10~15分程度浸す。その後、セーターを手で押して汚れを落とします。

2. 汚れた水を流し、きれいな水を入れて10分ほど浸けてから、再度セーターを押してください。この手順を2回繰り返します。

3. 水がきれいになって泡がなくなったら、大きめのタオルの上にセーターを置き、包んでもう一度押して水を吸わせます。最後に、平らにして乾燥させます。

セーターのお手入れのコツ

1. セーターを収納するときは、肩の型崩れを防ぐため、折りたたみ、ハンガーにはかけないでください。

2. セーターの前面に装飾があり、洗濯時に引っ掛かり破損するのが心配な場合は、裏返して洗濯してください。

3. セーターを洗濯する前に、ラベルを確認します。ウールや織り方が原因で水洗いできないセーターはごくわずかです。これらのセーターはクリーニングに出してください。

(翻訳・井田千景)

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