リトアニア外相、中国共産党は「ルールに基づく国際秩序を破壊する者」
豪州を訪問中のリトアニアのランズベルギス外相は9日、威圧行為を強める中国共産党を「ルールに基づく国際秩序を破壊する者」と表現した。この課題に戦略的に対処するため、民主主義的価値を共有する国々の団結を訴えた。両国は中国共産党から貿易制裁を受けている。
ランズベルギス氏はペイン豪外相との記者会見で「豪州は、中国(共産党)が経済や通商を政治的な武器として利用してきた典型的な例だ」と指摘。「リトアニアも(貿易制限の措置を受ける)専属クラブに加わった」と述べ、制裁が他国にも拡大する可能性に懸念を示した。
さらに通商を武器化する中国共産党には「世界中の志を同じくする国々が政治的・経済的な圧力に屈せず、威圧行為に対抗するための手段や規制を持っていることを思い知らせる必要がある」と牽制した。
関連記事
オーストラリア安全情報局(ASIO)のマイク・バーゲス局長はこのほど、外国勢力によるスパイ活動や越境弾圧について警告を発した。
豪アルバニージー首相は30日、年内に施行される子どものSNS利用を禁止する法律を巡り、YouTubeを禁止対象に含めると決定した。
日米豪印4カ国の海上保安機関が、相互乗船による初の「シップオブザーバー・ミッション」を実施。「自由で開かれたインド太平洋」に向け連携強化。
7月14日、オーストラリア陸軍は、米国から購入した「ハイマース」(HIMARS)ロケット砲の実弾発射を初めて実施した
海上自衛隊など日米豪3カ国海軍がロジスティクス協力強化の文書に署名。補給や修理体制が拡充され、地域安定への連携が一層進む。