岸田文雄首相、1月22日撮影 (Photo by STR/JIJI PRESS/AFP via Getty Images)

緊急事態宣言、今は検討していない=岸田首相

岸田首相は31日、病床の使用率など医療体制の状況は差し迫った状況にないため、少なくとも現時点では「緊急事態宣言の発出は検討していない」と述べた。自衛隊東京大規模接種センター視察等についての会見で明らかにした。

東京都の感染者は昨年8月に5900人超のピークに達し、当時の重症患者の病床は限界に達した。首相は現在、政府が病床を確保し稼働率を引き上げたことから、病床は使用率48.5パーセント(東京独自基準で4.5パーセント)であるとし、ひっ迫しているとは言えないとの見方を示した。

東京都などは21日以降、飲食店など店舗や施設の開業時間を短縮するまん延防止等重点措置が敷かれている。首相は、事態の推移を観測し自治体と連携して、適時に追加措置を判断するとした。

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