2019年1月13日、メルボルンで開催されるテニスの全豪オープンに向けた練習で、サーブする中国の彭帥選手(William West/AFP via Getty Images)

全豪OP、「彭帥はどこ?」Tシャツ着用禁止を撤回

中国の人権問題に触れる「彭帥はどこ?」と書かれたTシャツを全豪オープンの試合会場で着用することを禁止する措置について、豪州テニス協会(TA)は25日に撤回した。言論を抑えこんでいるとして、著名テニス選手を含め非難の声があがっていた。全豪OPは17日から30日までメルボルンで開催中だ。

中国の女子テニス選手の彭帥氏は昨年11月、中国共産党の張高麗元副総理から性的暴行を受けたと自身のSNSで告発。その後しばらく公の場から姿を消した。北京冬季五輪を控えるなか、スポーツ選手に対する中国共産党体制の圧力に国際社会が視線を注いだ。

豪メディアによると、全豪OP主催側が23日に「彭帥はどこ?」と書かれたTシャツを禁止したのは「いかなる政治的な声明も掲示してはいけない」とのルールに抵触したためだという。この措置について、四大大会で通算18勝を挙げている著名女子テニス選手のマルチナ・ナブラチロワ氏はツイッターで「ひたすら哀れだ」とTAを批判した。

▶ 続きを読む
関連記事
今年に入ってから、豪首相公邸への爆破脅迫を含め、神韻公演の妨害を図った中国共産党による越境的な妨害行為が相次いでいる。越境的な妨害行為のエスカレートは何を意味するのか。筆者は、背景と中共の思惑を考察する
神韻の豪州公演を巡り首相官邸爆破をほのめかす脅迫メールが届き首相は一時退避。豪政界は、中共の越境的な妨害行為を強く非難している
オーストラリア首相への爆破予告という暴挙を通じ、神韻公演を妨害する中国共産党の狂気を暴く。五千年の伝統文化を復興し世界で支持される神韻と、それを恐れ弾圧を強める中共。善と悪の対比を鋭く描く必読の論評
オーストラリア・ゴールドコーストでの神韻公演が満席を記録。悠久の歴史と神性を宿す中国伝統文化の神髄、華麗な舞踊とオーケストラが観客を魅了した
中国共産党政権による爆破予告を受け、豪首相が公邸から緊急避難。標的は米NY発の神韻芸術団の公演で、現地の主催者側には脅迫まがいのメールも受信した。越境弾圧の一環として、オーストラリア政界から神韻公演に対する中共の妨害工作に避難の声が相次いでいる。現地警察が公邸を捜索するも、実際に爆薬は仕掛けられていなかった