ギザの大ピラミッド
ギザの大ピラミッドは古代エジプトの第4王朝(紀元前2500年頃)の王であるクフの墓とされ、古代エジプトでは、各ファラオが即位した日から、自分用の墓を建設し始め、死後、成仏できるよう祈り始めると言われています。
ギザの三大ピラミッドのうちクフ王のピラミッドが最も大きく、高さ146.6メートル、底辺は約230メートルあり、外壁は約11万5千個の石材が使用され、石材は1つ平均で2.5t程度とされ、合計230万個の石材が使用されていると推定されます。
年月が流れ、当時のクフ王のピラミッドの雄姿は、自然による浸食と人為的な破壊により、現在の高さは約138メートルしかなく、また、美しく輝いていた化粧石も剥がされたことにより、今は、黄色の岩石だけが残されています。
このギザの大ピラミッドの傾斜角度は約51度51分で、容積は約260万立方メートルです。また、大ピラミッドの周囲には、王族用の小さいピラミッドと台形の墓もあります。
カフラー王のピラミッド
カフラー王のピラミッドはエジプトで2番目に大きいとされるピラミッドであり、高さ約143.5メートルあり、第4王朝のファラオであるカフラー王の墓です。有名な人間の頭とライオンの胴体のスフィンクスがカフラー王のピラミッドのすぐそばに佇み、言い伝えによると、その顔はカフラー王をモデルにしたものだといいます。
長い間、カフラー王のピラミッド内の湿度が高く、風通しも悪いため、内部の壁がひび割れしています。かつて地震を経験したカフラー王のピラミッドは部分的な損害を受け、その後、全面的な修繕により、2001年7月に再び外部に向けて開放されました。
(つづく)
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
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