中国共産党、北京冬季五輪を前に法輪功への迫害を強化
北京冬季五輪の開催が迫るなか、中国共産党政権は前回の五輪同様に法輪功学習者への迫害を再び強めている。過去20年間、法輪功学習者は中国共産党の最大の弾圧対象とされ、2008年北京五輪の際には100人を超える命が奪われた。
カナダのカールトン大学に留学中の劉之源氏は12月29日、法輪功学習者の両親が北京の地下鉄でブルートゥースを使い法輪功の資料を配布したとして、当局に不法に拘束されたと大紀元に語った。厳しい検閲体制が敷かれる中国では、中国共産党による人権弾圧などの情報入手が難しいため、法輪功学習者は資料配布などで真相を伝えている。
劉氏によると昨年11月、警察は両親の家を家宅捜索し、携帯電話や法輪功の書籍を押収した後、2人を拘束。母親の曹雯氏は昨年末に釈放されたものの、依然として警察の厳重な監視下に置かれている。以前にも中国共産党に9年の懲役を不法に宣告され拷問を受けてきた父親の劉舟波氏は、今なお北京市第三拘置所に収監されているという。
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