韓国の朴前大統領、恩赦で自由の身に
[ソウル 31日 ロイター] – 収賄罪などで実刑判決を受けた韓国の朴槿恵前大統領に対する恩赦が発効した。
朴前大統領は友人と共謀して企業から巨額の資金を受け取ったとして禁錮20年の刑を言い渡された。
文在寅大統領は先週、健康状態の悪化を理由に朴氏に恩赦を与え、「不幸な過去の歴史の克服と国家の結束推進」に期待を示した。
朴氏は治療のため先月から入院している。弁護士によると、国民に心配をかけたことを謝罪し、「厳しい決断」をした文大統領に感謝していたという。
韓国は来年3月に大統領選があり、朴氏の側の保守系主要野党「国民の力」と文大統領の与党「共に民主党」のそれぞれの候補は僅差の戦いとなっている。
朴氏が政治活動を再開するかどうかは不明。ただ30日に出版された回顧録で、自身の訴追は政治的動機が働いていると指摘し、「いつか人々に会う」ことに期待を示している。
関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]