安くて健康的な優良野菜「もやしは体内の毒素を排出します」

もやし」の語源は、種子を発芽させる意味の「萌やす」から来ています。

もやしを食べて「体内をきれいにしましょう」

現代人の食生活は栄養過多であるため、体内に「毒素」を蓄積しやすく、様々な病気を引き起こす原因にもなっています。

その毒素とは、何でしょうか。それを一言で表すのは難しいですが、代表的なものとして「体内にたまった余分な水分や熱、老廃物」が挙げられます。

安価なもやしには、そうした毒素を排出しやすくするデトックス解毒)効果があります。日々の食事に、もやしを大いに活用して、健康的な食生活を目指しましょう。

大豆もやしor緑豆もやし?

現在市販されているもやしには、大豆もやしと緑豆もやしがあります。

あえて両者の違いを挙げるならば、大豆もやしはタンパク質が含まれ、毒素の排出を助ける食物繊維カリウムも豊富に含まれています。

これに比べて緑豆もやしは、タンパク質は多くありませんが、大豆もやしよりも低カロリーであるため、ダイエット食として推奨されます。

大豆もやし、緑豆もやし、いずれも以下のような共通の作用がありますので、その効能を意識して食事のなかに取り入れてください。
もやしは、体内の余分な熱や水を排出しやすくし、むくみを取ります。
低カロリーの野菜であるためダイエット食にもなり、肥満を改善します。
解毒作用により、口内炎や膀胱炎などの炎症を改善し、不快な二日酔い症状を緩和します。

ただし、一つご注意を。安価で良いことだらけのもやしですが、雑菌が繁殖しやすく、生食すると食中毒の危険があることは忘れないでください。
もやしは古くならないうちに、必ず洗って、加熱調理してから食べます。サラダにする場合も、一度ゆでて、水気を絞ったものを使ってください。

調理例「大豆もやしの健康スープ」

もやしを使った簡単なスープです。
食材の組み合わせとして、もやしの属性である寒性を温性のニンニクが和らげて、寒温のバランスをとっています。風邪の諸症状を改善し、免疫力や体力の向上に役立ちます。

2人前の材料は、大豆もやし200g、煮干し(内臓を除く)15g、水450cc、塩2g、醤油小さじ1半、ゴマ油小さじ1、おろしにんにく少々。
ほかに風味づけとして、白ゴマ(すりおろし)と小葱みじん切りを適量。

作り方
1、鍋に煮干しと分量の水を入れ、可能ならば一晩浸しておく。当日に作る場合は、一度沸かした後、弱火で7~8分煮る。煮干しは、すくい出す。

2、大豆もやしを入れ、中火で柔らかくなるまで煮る。

3、全ての調味料を加え、沸騰したら火を止める。碗によそい、白ゴマと小葱を振って出来上がり。

(翻訳編集・鳥飼聡)