12月22日、 バイデン米大統領(写真)は、供給網の制約問題を巡り米宅配大手フェデックスなどの民間企業のトップを交えた会合を開き、政府が取った一連の対策でクリスマス前の危機は回避できたとの考えを示した。ワシントンで撮影(2021年 ロイター/Kevin Lamarque)

米、クリスマス前の供給網危機を回避 政府対策が奏功=大統領

[ワシントン 22日 ロイター] – バイデン米大統領は22日、供給網の制約問題を巡り米宅配大手フェデックスなどの民間企業のトップを交えた会合を開き、政府が取った一連の対策でクリスマス前の危機は回避できたとの考えを示した。

バイデン大統領はパンデミック(世界的大流行)に起因する労働力や需要を巡る問題に対応するために6月に作業部会を立ち上げ、港湾施設の24時間稼働などの対策を実施したほか、ウォルマートやターゲットなどの小売大手に協力を呼び掛けるなどしてきた。

バイデン氏は、食料品店や薬局には90%の商品がそろっており、品物はパンデミック前よりも速く配達されているとし、「危惧された危機は回避できた」と述べた。

フェデックスのスミス最高経営責任者(CEO)は、供給網を巡る問題は「全てが解決されたわけではない」としながらも、「クリスマス関連商品の大部分はきちんと消費者の手に届けられる」と述べた。

この日の会合には農務長官、商務長官、労働長官、運輸長官らも出席した。

ホワイトハウスはこのほか、燃料価格は11月にピークを付けた後、1ガロン当たり3.30ドルと、平均0.12ドル低下したと指摘。ただバイデン大統領は「なお高すぎる」と認識しているとした。

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