(Graphs/PIXTA)

第7話:3つの重要な要素【子どもが人格者に育つ教え「三字経」】

三才者、天地人、三光者、日月星。

三綱者、君臣義、父子親、夫婦順。

 

三才者 三才(さんさい)とは

天地人 天地人(てんちじん)

三光者 三光(さんこう)とは

日月星 日月星(じつげつせい)

三綱者 三綱(さんこう)とは

君臣義 君臣(くんしん)の義(ぎ)

父子親 父子(ふし)の親(しん)

夫婦順 夫婦(ふうふ)の順(じゅん)なり

 

▶ 続きを読む
関連記事
「五行」とは、水、火、木、金、土のことを指します。古代中国では、これらが宇宙の万物を構成する基本であると考えられており、互いが相互に働きあう、相生相剋(そうせいそうこく)の関係であるとされていました。また、これは自然の摂理で決まっているとされていたのです。
一年の間に移り行く春、夏、秋、冬を合わせて四季と呼びます。中国最古の医学書『黄帝内経』の一節「春生、夏長、秋収、冬蔵」にあるように、四つの季節それぞれに特徴があり、常に変化しています。
人にとって最も重要なことは、まず両親を敬い、兄弟を愛することの道理を理解し、その方法を学ぶことです。次に、日常生活における知識を身につけることも必要不可欠です。ここでの知識とは、数字の変化を理解する力、計算する力、文字や
『三字経』ではこれまで、教育の本質に焦点を当ててきましたが、前話からは、なぜ人は教育を受けなければならないのか、学ぶことの重要性など、直接、子供たちへの指針となる具体的な内容へと移りました。 前話で紹介した「人不學、不