2017年9月26日、中国・武漢で開催された「武漢オープン」に出場した彭帥選手 (Photo by Yifan Ding/Getty Images)

女子テニス彭帥さん、性的暴行を否定 評論家「仕組まれているのでは」

中国共産党の元高官から性的暴行を受けたと告発したテニス選手、彭帥さんが19日、シンガポールの親中派メディア「聯合早報」の取材に対し、「誰かに性的暴行を受けたと非難したことはない」と強調した。先月初めのソーシャルメディアへの投稿は誤解を招いたものだとし、自身は自由だと訴えた。

彭さんは11月、中国SNS「微博(ウェイボー)」で元副首相・張高麗氏に性行為を強要されたと投稿。張氏の妻も外で見張り役をし、手助けをしていたと告白した。彭さんの投稿は直後に削除され、それ以来約3週間にわたって公の場から姿を消した。国際社会では安否への懸念が高まり、北京五輪を控えた中国共産党は火消しに走ったとみられる。

中国・上海で開催されたクロスカントリースキーのイベントに参加した際、聯合早報の取材に応じた彭さんは「非常に重要なことを強調したい。誰かに性的暴行を受けたと言ったことも書いたこともない」と発言。投稿した内容は「プライバシーの問題」で「人々は多くのことを誤解している」と述べ、北京の自宅で「自由」に暮らしていると述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で客がAIに暴言を吐いたら、AIも暴言で応戦。映画チケットの返金トラブルが、まさかの「人間VS AI」の口げんかに
中国の観光地で「買ったら負け3点セット」知ってる?
中共は、党員数が1億人を超えていると称しているが、過去数十年間、国内での人の移動や出国、人々の意識の変化などを背景に、党員は党組織から徐々に離れるようになった。党が最も恐れているのは、公に離党を表明され、不利な政治的影響が生じることだという
台湾の著名司会者・蔡康永氏が民進党候補の選挙集会に出席したことで、中国での広告やインタビュー記事、番組が相次いで削除された。元産経台北支局長矢板明夫氏は、中国で稼ぐことは「悪魔から小遣いをもらうようなものだ」と指摘
映画「国家の臓器」の上映をめぐり、台湾の配給会社に脅迫相次ぐ。爆発物を仕掛けるとの脅迫も。6日、責任者は台北でデモと上映会を開催し「恐怖を打ち破る」と上映継続を表明。中国当局による「越境弾圧」を指摘する声も上がっている