台湾で行われた住民投票の様子。12月18日撮影 (Photo by DANIEL CENG/AFP via Getty Images)

台湾住民投票、4議題すべて否決 「民意の表れ」=蔡英文総統

18日、台湾では米国産豚肉の輸入禁止などを含む4議題の住民投票が行われ、すべて否決された。可決されれば米国と台湾の関係に悪影響を及ぼす恐れがあった。蔡英文総統は記者会見で結果について「民意の表れだ」と述べた。

3年ぶりに行われた住民投票では、成長促進剤「ラクトパミン」を飼料に使用した米国産豚肉の輸入解禁について問われた。野党・国民党が「食品の安全」を唱えて反対運動を主導したが、米国との関係を悪化させる恐れがあると指摘されてきた。

台湾の住民投票には強い法的拘束力があり、否決された議題については2年以内に再度投票を行えない仕組みとなっている。

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