中米ニカラグアが台湾と断交 国交締結国は14カ国に
中米ニカラグアの外務省は9日、台湾との外交関係を断ち、中国と国交を結ぶと発表した。これで台湾と外交関係を結ぶ国は14カ国となった。台湾と国交を結ぶ国が集中する中米・カリブ海地域では、中国共産党による台湾の友好国の切り崩しが進んでおり、台湾は警戒を強めている。
ニカラグアのコリンドレス外相は「中華人民共和国が中国の唯一の合法的な政府であり、台湾は中国の不可分の領土の一部だ」と声明を発表し、1990年から続いた台湾との関係を断った。
これに対し台湾外交部は、ニカラグアの決定に遺憾の意を表明し「長年にわたる緊密な友好関係を無視した」と批判。両国の外交関係を「即時に」終了すると発表した。また、台湾はすべての二国間協力および援助プログラムを停止し、在ニカラグア中華民国大使館と職員、技術スタッフを撤退させる声明を出した。
関連記事
深圳の2億元評価のゴルフ別荘が6673万元で競売にかけられたが、8回目の競売でも入札者は現れず流札となり、中国不動産市場の冷え込みを象徴する出来事としてネットの注目を集めている
中共が旅行会社に「訪日客を6割に抑えよ」と指示し、日本行き中国人を恣意的に制限している。矢板明夫氏は、数字ありきの“思いつき統治”の体質は、毛沢東時代の恣意的な人数・割合決定と本質的に変わらず、犠牲になるのは経済だけでなく自由と常識だと批判する
米国駐武漢総領事館が年収8万元超の清掃員を募集し、中国SNSで大きな話題に。小卒以上・英語初級で応募可能な明確条件は、中国企業の低賃金・不透明求人と対照的で、外資と内資の待遇格差への不満も噴出している
中国のブロガーによれば、7月末以降に行方不明者を探す動画が全国で299本投稿され、行方不明者は各地で出ているという。主な対象は10代や20代から30代前半の若者で、大半が男性だという。
日系企業に「ありがとう」と感謝を伝え、補償金額を語っただけで動画が削除された。理由は「ぜいたく自慢」。中国では、報われた話そのものが許されないのか。