米陸軍、東南アジアへのアクセス拡大に意欲 中国抑止の一環
[ワシントン 1日 ロイター] – クリスティン・ウォーマス米陸軍長官は1日、中国を抑止する戦略の一環として、東南アジアへのアクセスと基地配置の拡大に意欲的だと述べた。
米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)に対し、米国のアジアにおける軍備の位置付けはこれまで北東アジアに重きを置いていたが、東南アジアに拡大するという姿勢の変化は米国およびその同盟国の双方にとって有益だと指摘。ただ「何が必要かについて現実的に」なる必要があるとした。
米陸軍がどこのアクセス拡大に関心を持っているかについては言及しなかったが、米軍駐留を認めるフィリピンとの協定延長を巡る進展は非常に重要だと述べた。
また、アジアでの戦争回避に向け協力することが重要であり、中国の習近平国家主席が「強制的に台湾を統一しようと考えても、今はそのようなことをするときではないと判断させる」ほどの強力な抑止力を持つことが最善の戦略だとした。
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