オミクロン株、ワクチン有効性の判断に数週間=米国立衛生研究所所長
米国国立衛生研究所(NIH)のフランシス・コリンズ所長は28日、南アフリカなどで見つかった中共ウイルス(新型コロナウイルス)の新たな変異株・オミクロン株について、ワクチンの有効性を判断するには数週間を要するとの見解を示した。「フォックス・ニュース・サンデー」が報じた。
コリンズ氏によると、オミクロン株のもつ変異はこれまでに検出された株の中で最も多様性があり、ウイルスの感染にかかわる部位「スパイクタンパク質」に30カ所以上の変異が確認されたと指摘した。そのため、ワクチンの有効性を判断するのが困難になっているとし、全容が判明するには2〜3週間を要すると説明した。
ただ、このような状況のなかでも、ブースター接種を含むワクチン接種を推奨すると明らかにした。既存のワクチンはデルタ株に対し有効性を示したため、今回もその可能性が期待できるという。
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