11月11日、第2次岸田文雄政権で新設された国際人権問題担当の首相補佐官に中谷元・元防衛相(写真)が起用された。衆院本会議場で19日撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

アングル:人権担当に中谷氏、外相人事の「親中」払しょく狙う

竹本能文

[東京 11日 ロイター] – 10日発足した第2次岸田文雄政権で新設された国際人権問題担当の首相補佐官に中谷元・元防衛相が起用された。中谷氏は中国を念頭に人権侵害で制裁を可能とする「日本版マグニツキー法」の議員立法を提唱するなど、人権問題を重視する姿勢を示してきた。

政府・与党内では、親中派との指摘もある林芳正氏の外相起用で中国に対して誤ったメッセージを与えかねないと懸念する声もあっただけに、バランスをとった人事との評価が出ている。

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