(Kostiantyn Postumitenko / PIXTA)

「不眠は大脳退化の前兆か?」飲食の改善でリスク回避を

「欧先生。私は服用している薬のせいで、よく眠れません。毎晩、寝返りばかりしていて、とても辛いです」

私(欧瀚文)の外来患者に、こんな悩みをもつ人がいました。

64歳の女性で、長年にわたりパーキンソン病を患っていることもあり、確かに服薬の期間が長いのです。

服用している薬が睡眠に影響していることに加えて、脳の変性が原因していると考えられます。

 

基本的には脳内のミトコンドリアの機能を保護しさえすれば、脳の働きを維持することができます。

▶ 続きを読む
関連記事
認知症の高齢女性が、バイオリンの音に反応して目を輝かせた。クラシック音楽が記憶や感情、認知機能に届く仕組みを探ります。
高齢日本人を対象にした研究で、血中ビタミンCが低い人ほど、脳の灰白質が少なく、記憶などに関わる神経ネットワークの結合も弱い傾向が示されました。
少し見るだけのつもりが、気づけば何十分もスクロールしていた――その背景には、注意を引きつけ続けるアルゴリズムの仕組みがあります。脳や集中力に与える影響と、スマホに振り回されないための現実的な対策を紹介します。
歩行は、前頭葉や小脳、頭頂葉などが連携する高度な動作です。歩く速さ、歩幅、腕の振り、方向転換の変化は、認知症やパーキンソン病などの早期サインとなる可能性があります。
新研究では、話せる言語の数が多い人ほど、脳が実年齢より若く見える傾向が示されました。言語学習は記憶、注意、判断、社会的交流を同時に働かせる可能性があります。