中国山西の小学校、生徒を分類 「幹部子女」「成績不振」

最近、中国山西省忻州市原平の小学校が作成した児童の家庭状況調査表がネット上で物議を醸している。同表では、「権力者の子女」「幹部の子女」と親の社会地位などに応じて児童を分類した。

流出した調査票によると、分類は「女子児童」「一人親家庭」「中退歴」「幹部の子女」「企業社長の子女」「権力者の子女」「親に犯罪歴」「成績不振」「外市から転入、また各種人脈のある児童」「交際歴のある生徒」「親が宗教的な信仰を持つ」など11種類にのぼった。

この表を見たネット有名人である王人平氏は、「親の社会地位などに応じて生徒を高低貴賤に分けたり、あるいは生徒の成績などに応じてレッテルを貼ったりすることは、プライバシーの侵害だけでなく、生徒の尊厳をも傷つけた」と指摘した。差別的な扱いがなくても、「これは極めて悪く、そして汚い『教育』だ」と批判した。

▶ 続きを読む
関連記事
ハドソン研究所中国センター所長の余茂春氏がワシントン・タイムズに寄稿。中国共産党(中共)の国際協定違反をWTO、香港、南シナ海で指摘。「中共は署名後、利益を得て義務を投げ捨てる」制度的本質を暴き、西側エリートに幻想断絶を促す
やる必要のない手術だったのではないか。縫合されず血が流れ続け、成功と言われた直後に死亡。中国寧波の乳児手術死で、母親の叫びが封殺されている。
戦争も内乱もない。それでも中国軍の上将(大将クラス)が次々と姿を消す。昇進式に出席したのは6人だけ。戦場ではなく内部闘争で将官が倒れる「軍事史の奇跡」が進行中。
今年も現れた中国版サンタ「鰲拜(オボイ)」。サンタの恰好で空を飛んでも、顔を見れば一発で分かる。なぜ毎年この悪役がサンタになるのか。
上海と北京の二大空港で免税店の経営権が一斉に交代した。単なる事業者の入れ替えにとどまらず、長年にわたり空港免税という国家管理の参入ゲートを掌握してきた江沢民系資本が完全に市場から退場したとの見方が広がり、中国の経済権力構造における一つの時代の終焉を告げる出来事として注目を集めている