2021年7月に東京で会談する英国のベン・ウォレス国防大臣(左)と岸信夫防衛大臣(ロイター)

地域の交流と技術の進歩 日本の防衛成果を際立たせる

岸信夫防衛大臣は、日本が9月の北朝鮮のミサイル発射から中国の艦艇による領海侵犯まで様々な試練にさらされ、国が試されたが同時に地域の同盟国やパートナーとの関与や技術力の向上など重要な防衛成果をもたらしたと述べた。 

岸防衛大臣は日本が米国や他のパートナーと共有する自由で開かれたインド太平洋(FOIP)構想が推進され、防衛力が強化されたなどの就任後最初の12ヵ月間で得られた進展を概説した。同氏は記者団に対し、「(2020年)9月に防衛大臣に就任して以来、私は世界や時代の変化に敏感であり、柔軟な考えを持って常に全国の25万人の隊員の先頭に立つと言ってきました」と述べている。

 岸防衛大臣は、「北海道から沖縄まで」に展開している自衛隊(JSDF)部隊への訪問が、部隊が訓練中であれ、災害対応などの任務中であれ、現場の隊員の意見を基に効果的な意思決定を行うことができるようにするために重要なので優先的に行ってきたと述べている。

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