米中央情報局(CIA)本部ロビー(SAUL LOEB/AFP/Getty Images)

中国メディア、「人民戦争で米スパイを摘発せよ」 CIAが反発

米中央情報局(CIA)は7日、中国当局による脅威に対応する新しい部署「中国ミッションセンター(CMC)」を立ち上げると発表した。中国官製メディアは、CIAは現在、中国の標準語や方言を話せるエージェントを募集していると報じ、米国のスパイを捕まるための「人民戦争」を呼びかけた。

CIAのバーンズ長官は声明で、中国当局こそが「わが国が21世紀に直面する最も重大な地政学的脅威」だと主張した。

中国外務省の趙立堅副報道局長は8日の記者会見で、CIAの対応を「典型的な冷戦思考だ」とした。また、中国国営中央テレビ(CCTV)は16日、CIAは中国語を話せるエージェントを募集していると報じた。CIAの募集要項には、広東語や上海語などの方言を話せることも含まれているという。しかし、CCTVはこの報道の情報源を明らかにしていない。

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