10月16日、米海軍横須賀基地に帰還する米空母ロナルド・レーガン。船上から港を見つめる若い米兵(US.Navy Photo)

米空母ロナルド・レーガン、「前例のない」大航海終え横須賀に帰還

米海軍の空母「ロナルド・レーガン」が5か月に及ぶ大航海を終え、16日、米海軍横須賀基地に帰還した。指揮官のフレッド・ゴールドハンマー大佐は今回の航海について、「歴史的なものであり、米軍で唯一前方展開する空母にとって前例のないものだ」と述べた。航海中は同盟国やパートナー国の海軍と合同演習を行い、アフガニスタン撤退作戦の際には数多くの一般人の輸送を支援した。

空母「ロナルド・レーガン」打撃群は5月19日に横須賀を出港し、5月と6月に海上自衛隊及びシンガポール海軍と演習を行った。空母は6月18日にマラッカ海峡を通過し、6月23日から24日までインド海軍および空軍との共同演習に参加した。これは多国間演習「マラバール2020」以来、インド洋で行われた初の海軍演習だった。

空母打撃群はさらに西へと進み、7月にはアデン湾で英空母「クイーン・エリザベス」打撃群や第24海兵遠征部隊と合流し、統合演習を実施した。そのほかにも、フランスやドイツ、パキスタンのフリゲート艦との演習に参加した。

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