10月11日、岸田文雄首相(写真)の所信表明演説に対する各党代表質問が11日午後、衆院本会議で始まり、最初に質問に立った立憲民主党の枝野幸男代表は首相に総裁選で掲げた金融所得課税の見直し撤回などについて質問した。写真は都内で8日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

分配政策は優先順位重要、まずは賃上げ支援税制強化=岸田首相

[東京 11日 ロイター] – 岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党代表質問が11日午後、衆院本会議で始まり、最初に質問に立った立憲民主党の枝野幸男代表は首相に総裁選で掲げた金融所得課税の見直し撤回などについて質問した。岸田首相は、課税見直しは分配政策の選択肢の一つとしつつ、賃上げ支援税制の強化を優先させると語った。

岸田首相は、成長と分配の関係に関し、「成長なくして分配なし、まず成長を目指すのが重要。その上で分配なくして、次の成長はない」などと訴えた。

安倍元首相の経済政策「アベノミクス」への評価を問われ、6重苦と言われた日本経済からデフレではない状況を実現し、日本経済と成長の体質強化に成果があったとの見解を示した。

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