中国人富豪の王靖氏(Inti Ocon/AFP/Getty Images)

パンドラ文書 中国当局、オフショア企業で海外の軍事技術取得か

国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手した「パンドラ文書」は、中国当局と繋がりを持つ中国企業は、オフショア企業を介して、他国の軍事技術企業を密かに買収していると明らかにした。

パンドラ文書を確認した国際NPO団体「組織犯罪・汚職報道プロジェクト(OCCRP)」は5日、中国当局がウクライナの防衛関連企業に対して「略奪的な」買収を進めていた実態を報じた。記事は「この秘密の取引の背後には迷路のようなオフショア企業が存在する」と指摘し、米法律事務所「DLA Piper」のウクライナ支社も買収に関わったとした。

同記事によると、中国人富豪の王靖氏は英領バージン諸島に法人登録したSkyrizon Aircraft Holdings社と、キプロスに登録したReckonerInvestment社とArgioInvestment社のオフショア企業3社を通じて、ウクライナのモトール・シーチ(Motor Sich)社の株式の大半を保有する6社の買収を計画していた。

▶ 続きを読む
関連記事
米巨大ITによるAI投資の急拡大と現実的リスク、そして中国共産党が「発展途上国の支援」を偽り進めるデジタル支配の罠を検証。自由と安全保障を守るための賢明な判断と技術選択を提言する
チェコのプラハ市裁判所で、中共官製メディア「光明日報」の特派員、楊藝明被告の初公判が始まった。検察は、記者の身分を隠れみのに中共の情報機関の指示を受け、チェコやスロバキアで政治・経済情報を収集したと主張
カナダ国境サービス庁が、カナダ・中国友好関係促進協」の創設者・容翔遠に対する国外退去手続きを開始。中共軍在籍中の人道に対する罪への関与や、永住権申請時の軍歴虚偽申告を問題視
中共がWHO次期事務局長選に政府高官の宋莉を擁立する計画だとロイターが報じた。米国のWHO脱退を背景に、中共による国際機関への浸透や影響力拡大、候補者の独立性をめぐる懸念が高まっている
元米陸軍兵のドゥアン・ルオユーが、中共にHIMARSなどの軍事情報を提供した罪を認めた。量刑は2026年12月の予定