10月7日、国連食糧農業機関(FAO)が発表した9月の世界食料価格指数は8月から上昇し、2011年9月以来の高水準となった。エジプトで2016年5月撮影(2021年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)

世界食料価格、9月は10年ぶり高水準 前年比30%超上昇

[パリ 7日 ロイター] – 国連食糧農業機関(FAO)が7日発表した9月の世界食料価格指数は平均130.0ポイントと、8月の128.5(127.4から改定)から上昇し、2011年9月以来の高水準となった。

上昇は2カ月連続。穀物と植物油の価格上昇を受けた。

前年比では32.8%上昇。

品目別では穀物価格指数が前月比2.0%上昇、植物油価格が1.7%上昇。穀物の中では需要が力強かった小麦が4%近く上昇した。

FAOはまた、今年の世界穀物生産が過去最高の28億トンとなる一方で、消費がそれをしのぐ28億1100万トンになる見通しだとした。

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