ドイツ次期政権に向けた連立交渉でカギを握る環境政党「緑の党」と自由民主党(FDP)は、2日間かけて連立交渉に関する方針を精査する見通し。緑の党のロベルト・ハベック共同党首(左)が5日、明らかにした。ベルリンで撮影(2021年 ロイター/Michele Tantussi)

ドイツ緑の党・FDP、連立交渉巡る方針を精査へ 初期協議終え

[ベルリン 5日 ロイター] – ドイツ次期政権に向けた連立交渉でカギを握る環境政党「緑の党」と自由民主党(FDP)は、2日間かけて連立交渉に関する方針を精査する見通し。緑の党のロベルト・ハベック共同党首が5日、明らかにした。

9月のドイツ連邦議会(下院)選挙ではどの政党も過半数を確保できず、第1党になった中道左派の社会民主党(SPD)と、第2党に転落したメルケル首相所属の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)がそれぞれ、第3、4党の緑の党とFDPとの連立を模索している。

緑の党とFDPは会合を先週開いたのに続き、別々にSPDとCDU・CSUとの協議を行った。

ハベック氏はCDU・CSUとの会合後、記者団に、これまでの協議の全容を精査する必要があると述べ、これには5、6日の両日かかるとの見通しを示した。検証後にどのような段取りを描いているのかについての説明はなかった。

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。