ドイツ社民党、第3、4党との交渉開始 CDU・CSUも連立模索
[ベルリン 3日 ロイター] – 9月のドイツ連邦議会(下院)選挙で第1党になった中道左派の社会民主党(SPD)は3日、第3党の環境保護政党「緑の党」、第4党の中道、自由民主党(FDP)との3党連立に向けた協議を始める準備が整ったと表明した。ただ、緑の党とFDPが、メルケル首相が属する第2党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と連立を組む可能性も残っている。
9月の連邦議会選挙ではどの政党も過半数を確保できず、数カ月に及ぶ可能性がある連立交渉が始まった。SPDとCDU・CSUはそれぞれ、政権獲得に向けて緑の党、FDP両党との連立を模索している。
世論調査では、SPDと緑の党、FDPの3党連立政権が望ましいとの回答が優勢となっている。
SPDは3日、FDPと緑の党とそれぞれ協議を行った後、3党で協議を始める準備が整ったと明らかにした。
一方、FDPは政策が近いCDU・CSUとも協議を行っている。
CDU・CSUは選挙で大敗したものの、連立政権樹立をあきらめておらず、5日には緑の党とも協議する予定。緑の党は、CDU・CSUとの協議後に今後の方針を決定するとしている。
在任約16年のメルケル氏は、新政権発足に伴い政界を引退する。
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