英トラック運転手不足問題、政府は解決に全力を挙げると表明
[ロンドン 24日 ロイター] – 英国政府は24日、ガソリンスタンドの閉鎖やスーパーマーケットの供給網制約につながっているトラック運転手不足問題の解決に全力を挙げると表明した。ただ、運送業界は早急な問題解決は困難との認識を示している。
英石油大手BPは23日、国内のトラック運転手不足により製油所からの燃料輸送に支障が出ているため、英国内の一部のガソリンスタンドを閉鎖したと発表。声明で「英国内の一部の販売店で燃料供給の問題が生じており、ガソリンと軽油両方が不足しているため、いくつかのガソリンスタンドを閉鎖した」と説明した。BPのガソリンスタンドは英国内に約1200カ所ある。運転手不足は、英国内の食品流通にも影響を及ぼしている。
シャップス運輸相はスカイ・ニュースに対し、大型トラック運転手試験が新型コロナウイルス流行で停止していたことから世界的に運転手不足になっているとし、英国は試験数を倍に増やしていると説明。ビザ規則を緩和するかとの問いについては、政府は全ての選択肢を検討すると述べた。
関連記事
米沿岸警備隊は、ベネズエラから出港した石油タンカーを拿捕した。トランプ大統領による同国への「完全封鎖」宣言後、2隻目の押収となる
日本の参議院議員・北村晴男氏は次のように述べた。日本や西側諸国では、肝臓や腎臓の移植は一般的だが、待機期間は通 […]
高市首相は中央アジア5か国と初の首脳会合を開催した。「東京宣言」を採択し、3兆円規模のビジネス目標やODA締結を含む「東京イニシアティブ」を立ち上げ、互恵的なパートナーシップの新時代を切り拓く
米軍は12月19日、米兵ら殺害への報復としてシリアのISIS拠点を空爆。トランプ大統領指揮のもと、精密誘導弾などを用いた大規模作戦を展開した。ヘグセス国防長官は「復讐の宣言」とし、断固たる姿勢を強調した
トランプ政権が「拘束と釈放」政策を全面的に廃止した結果、違法越境者の数が継続的に減少している。一方で拘留費用がかさみ、1520万ドル(約24億円)にも及ぶとされる。