ダイエット炭酸飲料にご注意 謎の病は人工甘味料アスパルテームが原因だった

ロンダ・ゲスナーさんは2000年以降、謎の病によって、ひどい腹痛、そして痙攣の症状に悩まされていた。その後、様々な医療テストを受け、医師に会ったが、結局原因は不明。彼女はすがる思いで、当時24錠もの薬を摂取していたという。

一向に回復に向かうことのない自分の運命を見据え、ロンダさんは「死」への準備をしていた。身の回り品すべては長女に引き渡し、生涯で最後になるであろうお別れパーティーを開こうと計画していた。しかしパーティーの3日前、医師から多数の硬化症を患っていると診断され、そこでようやく、「ダイエット飲料」に多く含まれるアスパルテームという成分が原因であると判明したのである。

その後、ダイエット飲料の摂取をやめると、車椅子なしでも歩行できるようになった。さらに24錠の薬も1錠までに減少したのである。では彼女の病気の原因となった「アスパルテーム」という成分は我々の身体にどんな悪影響をあたえるのか

アメリカ食品医薬品局(通称FDA)でも、この成分は毒性があると指摘している。さらにアスパルテームは体液に溶けやすく、身体中を移動することで細胞内に沈着するため、これが蓄積することにより、健康上、何らかの問題を発生させるのだとか。症状が酷い場合は、最悪死に至る恐ろしい成分である。

アスパルテーム中毒は存在するのか

FDAによると、基本的に害はないと説明するも、1日に許容できる摂取量を設定している。また、アスパルテームは、我々が摂取する食料の中でも徹底的に研究された物質の一つであり、100以上もの研究結果がその安全性を裏付けているといわれている。しかしフェニルケトン尿症という遺伝性の疾患を持つ人々においては、アスパルテームは危険な存在に成りうることが判明している。また現在では、国民の健康への関心の高まりを後押しに、多くの食品および飲料メーカーはアスパルテームを減らす傾向にあるという。

症状

アスパルテーム中毒の主な症状は、腹痛、かゆみ、麻疹、高血圧、胃のむかつきなどが指摘されている。しかし、現在はデトックス治療によって約30日で症状が改善することも判明している。

ダイエット炭酸飲料への新たな研究

1日に2種類以上のダイエット飲料の摂取は、脳卒中、心臓発作、また50歳以上の女性の早期死亡へのリスクに関連があると研究結果が出ている。中でも今まで心臓病や糖尿病に無関係だった女性、肥満女性、そしてアフリカ系アメリカ人女性へのリスクが高かったことも述べている。さらには、ダイエット飲料を飲む50歳から79歳までの女性は、飲まない女性よりも脳卒中になる可能性が23%も高いと指摘されており、ダイエット飲料過剰摂取への危険性が証明されている。

(大紀元日本ウェブ編集部)