歴史文書に見られる憑き物の災禍
妲己に蠱惑され国を滅ぼした紂王
古代の小説『封神演義』では、千年生きた憑き物(狐狸の精霊)が、冀州侯の娘、妲己の魂を滅ぼして身体を手に入れた事が伝えられています。後宮に入った妲己は、その美貌で紂王を思い通りに操り始め、次第に紂王は妲己に操られるまま、妲己の美しさに欲情し、政治を無視して過ごし、暴政を行うようになりました。
ある日、終南山の道教の師匠である雲中子は、宮廷に邪気が満ちているのを見て、将来は国家の大患になる恐れがあると、紂王を憐れに感じました。そこで彼は王のために妖狐を退治しようと考え、枯れた松の枝を使って木刀を作り、紂王に献上し、宮中の建物に吊るして、妖狐を退治してくださいとお願いしました。
その木刀を見た瞬間、妲己は恐れ慄きました。雲中子は、ただの木刀で妲己を制圧し、殺せるほど深い知識があったのです。しかし、紂王は、息も絶え絶えになっている妲己の様子を見て、急いで木刀を燃やすように命じました。
関連記事
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
寝返りを打っただけで、突然ぐるぐるめまいがすることがあります。原因は、耳の中の小さな「石」かもしれません。
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
1200年の歴史を誇る京都の「西陣織」をはじめ、存亡の危機に瀕する日本の伝統工芸の過酷な現実と課題を浮き彫りにした一編。市場原理と文化継承の葛藤を描きつつ、手仕事の価値を後世へ残すための責任と希望を問いかける
今日、歯が痛くても抗生物質があり、暑くてもエアコンがある。当たり前すぎて気づかない現代の恩恵を、先祖の目線から見つめ直してみると、日常への感謝が自然と湧いてきます