テキサス州の男性が道端に捨てたハスキー犬。 間一髪で救出されたこのかわいそうな犬は、今では新しい家族を見つけました( areporter / PIXTA)

悲しい飼育放棄 置き去りにされたハスキー犬はどうなる? 

先日、テキサス州の男性が、ハスキー犬を道路に置き去りにした動画が話題になりました。このかわいそうな犬はその後、レスキューに引き取られ保護されました。現在は新しい家族のもとで暮らしています。

動物救助ボランティアをしていた女性は、この悲しい動画をms.mojorising_という名前でインスタグラムに投稿しました。動画には、若い男性が、ハスキーを道路の端に連れて行き、犬のひもを外した後、車に乗って去っていく様子を映し出しています。

最初、犬は飼い主が外に出して自由にしてくれたと思ったのか、道の端に横たわっていました。しかし、飼い主の車が走り去ってしまったことに気づいて追いかけましたが、車のスピードが速すぎて追いつくことができませんでした。

テキサス州エルパソにある動物保護団体「Pawsitive Rescuers」のボランティアをしていた、ジョイ・ドミンゲスさんは、たまたまこの様子を目撃し、現場での状況を記録しました。

この動画はすぐに拡散され、これまで150万回以上の再生回数を記録しています。ユーザーからは、犬の飼育放棄に、嫌悪感を抱く声が寄せられています。 あるユーザーは、「私たちはどうすればいいの? 恐ろしいです。これを見たときの怒りは言葉にできません。心が折れそうになります!」とコメントしました。

「Pawsitive Rescuers」の創設者であるカレン・ワシントンさんは、大紀元に次のように語っています。「ジョイさんは車のナンバープレートを記入し、ビデオにはっきりと記録しました。その後、彼女はハスキーを自分の車に乗せて、警察署に連れて行きました」と言いました。

元の飼い主に、無慈悲に捨てられたハスキーですが、何の危害も加えられていませんでした。

カレンさんは、「犬の心の状態は良好です。動画を見て心が痛みますが、体調は良く、生後約2か月で健康です」と語っていました。

幸いなことに、エルパソの別のレスキューグループであるハックルベリー・ハウンドドッグ・レスキューは、たまたまハスキーを探していた家族が順番待ちリストにいることを知っていました。結局、カレンさんの助けを借りて、彼はナヌークと名づけられ、心から愛してくれる新しい家族を見つけることができました。

「彼の里親になった家族には、2人の幼い子供がいて、子供たちはすぐにナヌークを気に入りました」とカレンさんは言います。「彼は新しい環境でうまくやっているそうですし、私たちは彼が幸せな家庭を見つけたことを喜んでいます」と語りました。

また、彼女は、ナヌークは道の端に置き去りにされたとき、自分が捨てられたことを知らなかったのではないかといいます。あっという間の出来事だったからです。しかし、元の飼い主である人間たちは、自分たちが何をしたのかを知っているはずです。 彼らはビデオ撮影されていることを知っていましたが、それでもナヌークを置き去りにすることを選びました。

カレンさんによると、車の運転手と、若い男性は、その後逮捕されたそうです。 また、飼い主である人々には、動物の飼育で困ったとき、道端に置き去りにしたりせず、レスキュー隊や、地域のシェルターに助けを求めるようアドバイスしました。

(翻訳編集・里見)

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